2014年1月6日月曜日

鍔(つば)を切る

サイクルキャップの鍔の中身。
私がかつて被っていた市販のキャップはバラしてみたら中に薄いプラ板が入っていました。
それに倣って似たような素材を探したのですが、それは結局今も見つかっておらず、文具屋さんのプラ板をつかってみたり(めちゃくちゃ高い!)したのですがお高い割に割れたり折れたりするようで、曲折ののち、現在は折れに強そうなポリプロピレン板を使っています。
それをこうやって…
マジックで型を描き、ハサミで一つずつ…ハイ。趣味のお裁縫の延長みたいなものですからいいんですけど。
難点は時間がかかること、ハサミを持つ指が痛くなること、微妙に個体差がでること。
個体差はすべて手で作っている以上、キャップのサイズもすべて微妙に個体差、というか大きめ、小さめ、くらいの分け方で作っているのでとやかく言うべくもないのですが。そこは裏を返してこれも手づくりの証さ!と開き直ってすらいるちゅなどんです。

ただやっぱり数をたくさん作るようになって、趣味の延長には変わりなくてもそれなりにミッションを感じてモノ作りに向き合うようになると、人間、欲が出るものでして。正直、無駄と思えるところでは「ラクをしたい」わけです。

昨年、葉山自転車市場への納品をきっかけに知り合ったC.C.BAXTERさん(革細工の職人さんです)から「抜き型を作ったら?」と声をかけていただいていたので、今年最初の進化、作業の効率化を試みることにしました。

いろんな作業の工程がある中、ここだけはぜひ省力化したい。あまり上達することに意味を見いだせない鍔(つば)切り。オーダーした抜き型が来るまで、今しばらくハサミでちょきちょきやってます。


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